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partⅢ 下窪俊哉(作家・編集者)

 

テーマ「インタビュー・ゲーム」

テーマ「インタビュー・ゲーム」
 
~お互いを「インタビュー」して、相手のことばを記録しよう。~
(テーマ『インタビュー・ゲーム』2015/8/16開催)
 
ワークショップ第3弾は下窪俊哉さんをお招きしました。
 
吉祥寺美術学院にて国語講師も務めるほか、「道草をしないと出会えない道がある」をモットー(?)に道草家の異名を持つ下窪さん。雑誌『アフリカ』の編集や「ことばのワークショップ」の企画などさまざまな場をつくり、日常を過ごす中でちょっと立ち止まって考えてみよう、いつもそんな心地よい刺激を与えてくれる存在です。
実は下窪さんは、「ワークショップ」と銘打ったこの企画の数年前から、作文教室のような機会を吉祥寺美術学院でつくってくださっており、絵画制作をする日常の中、教わる側も教える側もことばの表現の大切さを感じていました。
 
当日は、美術のジャンルに限らず年齢層も幅広い参加者が集まりました。
まずは自己紹介からスタート。
名前・ニックネーム、出身地、今日の昼食、いつも持っているもの。
(これで早くも見えてくるものがありました。)
本題の「インタビュー・ゲーム』。配布されたリーフレットには丁寧に道具についてやルールが書いてあります。
   
……………
あなたにとって大切な「道具」は何ですか?
ルールは
・ペアを組んで「話し手」と「聞き手」を前半・後半でチェンジします。聞き手は「聞く」ことに話し手は「話す」ことに集中してください。
・インタビューの後、インタビューした相手の話しを、文章にして書いてみてください。作文は下手でも上手でも構いません。
・文字数も形式も自由です(対話形式でも独白でも箇条書きでも何でもOK)が、聞きたてホヤホヤな話しを、他の人たちにも伝えようと思って心をこめて書きましょう。絵や図をつけたりもOK(凝りすぎると時間がなくなるのでご注意を)。
………………
   
組んだペアは可能な限り、年代や男女の違いがあって、あまり普段近しい存在ではないことを大事に組み合わせました。
 
インタビュー中は、どこのペアもたいへんな盛り上がりでした。
 
   
それに対して作文している時の静けさ。にぎわう時間も落ち着いた時間も、集中力の高い場でした。 
 
自分のことを人に話すこと、またそれを訊きとること。自分の話したことが他人の言葉で伝えられること。自分または相手が伝えたことはどんなことだったのか。
 
そんなことは言ったつもりはない!とか
 
もうちょっと説明してほしい!とか
 
相手との会話から自分が見えたり。
 
間違って伝わることもあるようですが、それこそがこのワークショップの醍醐味かも。
 
   
参加者の感想
・高3生Nさんの全文。「大掃除をするたびに、自分の持ち物がごっそりと少なくなっていった。将来的にはスーツケース一つに収まるくらいの荷物で十分だと思っていた。美術を始めて、物が増えた。「所有する」ということは大変なプレッシャーで、道具を使う責任はあまりに重い。適当に浮かせていた足も現実に引きずり落とされる。次々と増えていく画材道具に、私は、地面に足を着けて生きていく覚悟を、決めなくてはならないのだと思う。」
 
 
・Mさん。「(略)私の鞄はいつも重いのに、その中身に特別な思いがないことに気付いた。」という一方、インタビューを通して相手の話しを聞く中で「日常生活の中で出会うありとあらゆることを自分の制作と関係させられたらそれは大きなパワーをもった道具になり得る。」と変化していったようです。